ヒーロー群像 3月28日(日)号


 力強い投球フォームから威力のある速球をビシビシ投げ込み好投したのは、レイウァースの若きエース・関根投手。速球だけでなく変化球もカーブにスライダー、フォークと多彩で、この日は試合巧者のサンライズ加藤の打線になかなか的を絞らせなかった。関根投手は日大三高時代、外野手として活躍。3年春には甲子園の土も踏んでいる実力者だ。しかし今日の試合は会場までの道順を誤り、到着は開始15分前。ほとんどアップをせずの登板を余儀なくされ案の定、初回にコントロールが定まらず押し出しに内野のエラーも重なり2点を献上してしまった。その後はほぼ完璧な内容で0点に抑える好投を見せただけに、何とも悔やまれる初回の投球だった。「今日は自分たちが甘かったです。秋にはどんな状況でも自分の投球が出来るようになって帰ってきます」と若き豪腕投手は次の舞台を見据えさわやかに会場を後にした。。