白球だより 4月18日(日)号


 2年前の秋、彗星のごとく現れ、あれよあれよという間にベスト8まで勝ち進んだWILD TURKEY(飯能市)。5回戦では優勝候補の最右翼・瀧野川信用金庫(北区)の好投手平井投手を打ち崩すなど、大会初出場で大活躍したことが記憶に新しい。あれから2年、しかし今のチームには2年前の活躍を知るメンバーはほとんどいない。普通草野球チームの2年だとあまりメンバーの変動が少なが、このWILD TURKEYは大学生のサークルチーム。ゆえに毎年卒業が控えており、いやがうえにもメンバーの入れ替えが余儀なくされる。「確かに毎年メンバーが入れ替わるので、戦力を維持するのは草野球チームと比べると大変です。けど時間が限られてる分、高校野球みたいに完全燃焼できますから」とむしろ卒業があることを前向きにとらえているWILD TURKEYナイン。ベスト32進出をかけた本日の試合は、6回に浴びた一発が響き、残念ながら0-1で敗れた。しかし今大会久々に勝ち進み、復活への確かな手ごたえをつかんだ。「負けたのは悔しいですが、秋を見ていてください」WILD TURKEY荒木代表は、力強く次への健闘を誓って会場を後にしました。