〜第10回記念大会HERO列伝〜

 参加総数280チームを数えた第10回記念大会。今大会も個性溢れる猛者たちがその頂点目指しグランドに輝いた。熱闘の11日間。大会を沸かせたヒーローたちを追ってみた。



石原 佳高
[Ash]
今大会急成長の努力家エース
ついにたどり着いた夢のマウンド

 Ashの強力投手2枚看板の一人・石原投手の顔つきが勝ち上がるたびに変わってきた。初戦からエースの中口投手とともに好投を見せ、優勝戦まで相手に与えた得点はわずか1点。ほぼ全試合に登板した石原投手は堂々の無失点で乗り切った。「今大会は中口さんの足を引っ張らないようがんばって投げました。中口さんにまだまだかないませんが、今大会で少しだけ近づけたのではないかと思います」と大会を振り返る石原投手。その表情はここまでチームを支えてきた自信に満ち溢れていた。

山崎 健
[GLARE'04]
勝負強さと強心臓で東京ドームを
引き寄せたラッキーボーイ

 東京ドームは夢のまた夢だった。準決勝の強豪レジェンド戦で貴重な同点打を放った山崎選手はまさに夢見心地だった。4回1死1・2塁の場面。「来た球を打つだけ」と思いっ切り振り切ったバットから、逆転の打球が右中間を襲った。「最高ですね。信じられないです」 事実上、東京ドーム進出を引き寄せる一打を放った試合後なかなかその興奮が収まらなかった。山崎選手が小さい頃から夢だったドーム球場。その憧れの球場にたどり着いた達成感に、いつまでも満面な笑みを浮かべていた。

三浦 貴士
[ペガサス]
坂本 直之
[レジェンド]
室井 範行
[OGAWA JAPAN]
平松 健太
[とらひげ]
今大会獅子奮迅の活躍で、見事初の4強進出を果たしたペガサスが誇る大エース 巧みさとパンチ力を兼ね備えた好打者。大会の終盤、毎試合のように放った快打が光る リリーフ・松本投手との必勝リレーで、初陣のチームを8強に導いた炎のエース 今大会毎試合のように放った勝負どころでの一撃でチームの勝利に貢献した頼れる主将

黒田 敦史
[エンドレス]
佐々木純一
[株式会社イトーキ]
保浦 朋春
[JAMBALAYA]
松村 英男
[ミクロ]
3年連続ベスト8で敗れたものの、地を這う威力のあるストレートは今年も健在だった 緩急自在の投球術で、今大会4試合連続の完封勝利を挙げるなどの快投を見せる キレのある速球と大きく曲がる変化球を駆使し、チームをベスト16に引き上げた右腕 柔らかい腕の振りから速球を繰り出す。大きな落差のあるカーブが武器の好左腕

黒木 純司
[キャリアプロモーション]
尾崎 健一
[Forty Eighters]
桑迫 尋文
[オイラーズ]
金子 功
[T・Hインセクターズ]
今大会を沸かせた屈指の右腕。制球のよく効いた速球を低めに決める投球は難攻不落 5回戦のペガサス戦で特大のアーチを放つなど、その勝負強さがピカイチのスラッガー 学生時代プロからも注目された野球センスを発揮し、チームの勝利に貢献した右腕 3回戦では強打のヤンキース打線を完封するなど粘り強い投球が光った大黒柱