白球だより 4月3日(日)号


 日本全国を見渡しても、これほど野球に情熱をかけているプレイヤーは見当たらないだろう。お馴染み人気チーム・神様の極楽とんぼ山本圭壱監督だ。山本監督はご存知のように今年から欽ちゃん率いる硬式クラブチーム・ゴールデンゴールズに入団。遠く茨城の地でレギュラーを目指して練習に励んでいる毎日だ。ただでさえ芸能関係のスケジュールがビッシリの山本監督。それに加え、欽ちゃん球団入団ということで神様での活動が心配されたが、そこはどっこい山本監督の行動力、野球にかける情熱が両刀使いを可能にした。「硬式を打っているので軟式の球がよく見えるようになりました。向こうで学んでいることを神様にいい形で伝えて行ければいいですね」 この日も決勝の犠牲フライを放つなど、打撃面でチームの勝利に貢献。また、都合3打席で相手投手に20球を投げさせるなど、その粘り強い攻撃はさすが欽ちゃん球団で鍛えているだけのことはあると周囲をうならせた。「プレイヤーとしてずっとグランドに立ち続けるのが生涯の目標です。プロ入りもあきらめていませんから」と真剣な表情で話してくれるその視線の先には、人生を野球にかける真摯な態度がひしひしと伝わってきた。