3月9日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった第12回大会。

今春の栄えある優勝チームは?

はたまた優勝戦の舞台である東京ドームに進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。



●Aブロック
 とらひげ(新宿区)・蠍(文京区)、5回戦で激突か

Aブロック・左ゾーン
 秋の優勝戦を争ったとらひげ(新宿区)蠍(文京区)が同じブロックに入った激戦ゾーン。とらひげは初戦のフリーバーズ(野田市)戦をクリアすれば順当に勝ち進みそうだ。これを追う一番手はもちろん蠍。2回戦ではしぶといKEIYO(葛飾区)、2回戦以降も好チームとの対戦が続くなど、予断を許さないブロックに入った。しかしここは何としても勝ち抜いて、5回戦でとらひげにリベンジを果たしたいところ。この2強を秋のベスト8の浅草魂(台東区)、投打に力のある練馬アドベンチャーズ(練馬区)、昨春ベスト16入りした株式会社イトーキ(中央区)ビコークラブ(さいたま市)などが追う。

Aブロック・右ゾーン
 迫力満点の強力打線を擁するヤンキース(世田谷区)が軸か?比較的組み易い相手が続く中で、最初の関門は4回戦で当たる第8回大会優勝のGHOUL(三郷市)か?上段にも力のあるチームが集まった。秋4強で試合巧者のFs(立川市)、左腕安西投手の投球で上位を狙う津嶋倶楽部(千葉市)、大型打線の四ッ葉倶楽部(さいたま市)が3回戦までに激突。楽しみな組み合わせになった。また、山本圭壱監督率いる人気の神様(中央区)もこのブロック。今大会こそ悲願の上位進出を狙う。その他、投打のバランスのよいSBC(松戸市)OUTLAW(成田市)中央BOYS(川崎市)TEAM ByBLOS(戸田市)らも勝ち上がりそうだ。



●Bブロック
 名門レジェンド(柏市)軸に有力チーム集結

Bブロック・左ゾーン
 大会のダークホースとなりうる好チームが顔を揃えた。上段は春3年連続8強の実績を持つエンドレス(浦安市)が軸となりそうだが、投打に大型選手を擁し力強い世田谷ペンギンズ(世田谷区)、昨秋大活躍した川鍋投手が健在のスーパーボール(世田谷区)、チーム力の高い埼玉ソックス(川越市)黒真茶(所沢市)らも差なく続く。下段は試合運びのうまいROOSE(浦安市)、昨秋初めてベスト16入りしたGEN UNITED(稲敷郡)が中心か?この両チームはともに初戦を突破すれば2回戦で対戦。この勝者がベスト16に顔を出しそうだ。これを追うのは習志野バブルス(習志野市)Queen's(江戸川区)あたりか?

Bブロック・右ゾーン
 名門レジェンド(柏市)が中心となる。毎年春に抜群の実績があり、実にここまで3年連続4強以上に進出している。このレジェンドを追うのは、社会人野球メンバーを揃えるナウテクラブ(墨田区)、昨年活躍した大学生軍団のTeam Williams(武蔵野市)、初出場ながら力のある西川産業野球部(中央区)あたりになるだろう。下段は試合運びが巧みで上位進出常連のフォルツァ(多摩市)、昨秋Ash(柏市)を下したDRC(川口市)、打線にパワーのあるゴールドヒッターズ(江戸川区)、好左腕・藤森投手が健在の和名ヶ谷フレンズ(松戸市)、昨年ベスト8に入ったOGAWA JAPAN(市川市)などが横一線で並ぶ混戦。



●Cブロック
 群雄割拠の戦国ゾーン、勝ち残るチームは

Cブロック・左ゾーン
 上段は昨秋8強の鬼丸ルーキーズ(船橋市)を数チームが追いかける展開。鬼丸ルーキーズは新戦力加入でチーム力が一段と増した。慎重に戦えばこのブロックを勝ち抜ける力を持っている。追うのは打力のいいTOUCHOUT(新宿区)、左腕岡田投手を擁する日油技研工業梶i川越市)、初出場ながら戦いぶりが楽しみなベリングポイント(千代田区)あたりか。下段はTeam Rookie(台東区)若穂アストロズ(松戸市)が初戦からぶつかるなど好試合が続く。このゾーンはこの試合の勝者を中心に進みそうだが初出場のMr BIG(常陸太田市)東京電力東京(荒川区)東十条パンサーズクラブ(北区)らの力も侮れない。

Cブロック・右ゾーン
 横一線の混戦模様。上段は実績のある越谷Crazy(越谷市)中心に進みそうだ。互いに勝てば2回戦で当たるとん吉(北区)戦が最大のポイントか?その他、柏の王者・光球会(柏市)、ソツのない試合運びが自慢のオールパパン(さいたま市)、初出場ながら打力のいい湘南Rhapsody(茅ヶ崎市)などダークホース的なチームがズラリ並ぶ。下段は東京中村倶楽部(練馬区)RAMS(越谷市)がこのゾーン屈指の好カード。この勝者がここのブロックを勝ち上がって行きそうだが、まとまりのあるRed Cobra(川崎市)、打力のいいJAPON(坂戸市)、初出場のチームα(清瀬市)らも後に続く。



●Dブロック
 立川クラブ八丁会(立川市)激戦区制するか

Dブロック・左ゾーン
 強力チームが多く集まり、熾烈な争いとなりそうだ。その中でも中心となるのは、やはり昨年準VのGLARE'04(足立区)か?初戦で大物食いが得意のForty Eighters(横浜市)と当たるが、ここをクリアすると勢いがつき昨年の再現の可能性も。その他、投打に力のある選手を集めたGスルー(東松山市)、初出場ながらまとまりのあるB・B Unite(立川市)東中野タイガース(中野区)らが打倒GLARE'04を狙う。下段は優勝候補の一角・醍醐製作所グーフィーズ(練馬区)をはじめ、これまた有力チームが顔を揃える。投手力のTHインセクターズ(世田谷区)、打力が自慢のJAPAN BOYS(港区)、初出場ながら力のある磯部フェニックス(千葉市)らが上位をうかがう。

Dブロック・右ゾーン
 初戦で激突する立川クラブ八丁会(立川市)ウィルス(世田谷区)の一騎打ちが楽しみなブロック。この勝者を中心に展開しそうだが、これを追うのは過去ベスト8の実績があるブラックス(大田区)、強打の吉岡クラブ(川口市)、第4回大会準優勝のBLACK STONE(葛飾区)あたりか?下段は昨年の優勝チームAsh(柏市)が頭一つ抜け出している。強力投手陣に多彩な攻撃力を誇るチーム力は今大会でも上位。この本命を追う一番手は、昨秋ベスト4入りした名門の高洲サタンズ(千葉市)、二番手は初出場ながらレベルの高い選手を擁するくぼたーず(三鷹市)あたりと言えるだろう。



今大会、ベスト8に進出する8チームは果たしてどこか?