8月25日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった第13回大会。

今秋の栄えある優勝チームは?

はたまた優勝戦の舞台であるインボイスSEIBUドームに進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。



●Aブロック

Aブロック・左ゾーン
 昨年秋の準優勝チーム・と試合巧者の春のベスト4の習志野バブルスを、攻守のバランスのいいGHOULキングジェイズTOOLSが追う。蠍は看板の豪腕エース・四ノ宮が今大会も健在。直球の威力と変化球の切れの鋭さは過去の大会でも実証済みで、今大会の目標は悲願の初優勝以外にないだろう。習志野バブルスはこの春3年ぶりに四強に進出し健在ぶりを示した。右腕田村と中軸を打つ北地、木内らを中心にした総合力は大会でも上位で、この春あと一歩で逃がしたドームの切符を何としても手に入れたいところだ。この2強をGHOUL、キングジェイズ、TOOLS、このところメキメキと力をつけてきたGEN UNITEDらが追う。

Aブロック・右ゾーン
 注目の好カード、ヤンキース大正製薬の勝者を中心に展開しそうだ。ヤンキースは140`を超える速球と直球並みの球威を誇るスライダーが武器のエース・土屋の存在が大きい。攻撃では広角に打ち分け、長打力もある中軸の大内田に注目。大正製薬は制球の良いエース北住が引っ張る。打線もチャンスに強くしぶとい。また、千葉の強豪・岬クラブは安定感のあるエース小野寺を軸に投打にまとまる。高洲サタンズは粘りのエース中台の出来次第か。その他、初出場ながら潜在能力のあるちはなちゃん、大会を代表する左腕安西の投球が楽しみな津嶋倶楽部SBCカージナルスフリーバーズなども勢いに乗れば上位進出の好機がある。



●Bブロック

Bブロック・左ゾーン
 優勝2回、準優勝1回の名門・佐川急便千葉、毎回上位に顔を出す醍醐製作所グーフィーズが軸になりそうだ。スジャータブルースカイチン鉄バッキャローズB・B Uniteなどがどこまで食い込めるか。佐川急便千葉はエースの本格派右腕・宇田川、変化球が多彩で勝負勘のある左腕・桜井などが中心の投手陣が好調。和多田、増田らの大会ではお馴染みのV戦士が実力を発揮すれば上位進出は固いだろう。醍醐製作所グーフィーズは大津、須藤の両右腕コンビで勝負。三仲、飛田らの攻撃陣の調子も上向きだ。スジャータのエース小林は直球にスライダーを織り交ぜた投球が光る好投手。投打がかみ合えば十分上位進出の力がある。

Bブロック・右ゾーン
 この春ベスト4の四ッ葉倶楽部、昨年春の準優勝GLARE'04、強力打線が看板の立川クラブ八丁会を軸に山光ブルーレイズ東十条パンサーズクラブなどの実力チームも立ちはだかる激戦区だ。四ッ葉倶楽部は1試合平均5点以上を挙げる強打を誇る。長打力のある斎藤、永島を中心に打ち勝つ野球で頂点を目指す。投打に力のあるGLARE'04は、この秋に復活を賭けるエース大根原の出来が鍵。立川クラブ八丁会は小野、木住野らの打線が充実。あとは投手陣の踏ん張り次第か。制球の良い右腕・菱田を擁し春ベスト16に進出した東十条パンサーズクラブをはじめ、山光ブルーレイズ、millions株式会社ベストくぼたーず、投打に実力者をそろえたF・Bなど力のあるチームが揃った。



●Cブロック

Cブロック・左ゾーン
 勝ち上がれば2回戦で激突するとらひげ瀧野川信用金庫、春ベスト8の浅草魂を中心に、力のある数チームが追いかける展開だ。とらひげと瀧野川信用金庫の2チームは言わずと知れた歴代の優勝チームに名を連ねる強豪中の強豪チーム。両軍とも優勝当時から多少のメンバー変更はあるが、そのチーム力の高さはいまだに衰えを見せない。対決が実現すればアークカップでは史上初となる歴代優勝チーム同士の注目の対戦となる。浅草魂は佐久間、小池の両右腕にしぶとい攻撃が持ち味。初戦の難敵T・Hインセクターズを下せば一気に勝ち進みそうだ。この他春の8強の東京レイダースとん吉、草野球の名門・アベクラブ磯辺フェニックスCHOTTO CHIGAUZOらが上位を狙う。

Cブロック・右ゾーン
 このブロックの下段に入った、朝日信用金庫エンドレスの対戦は1回戦屈指の好カード。この勝者は2回戦で初出場ながら優勝候補の一角・56er'sとの対戦が予想されるなど、今大会最大の激戦ゾーンだ。上記の勝者はさらに3回戦では、これまた名門のウィルスとの一戦も予想され、まさに気が抜けない。上段は初出場ながら投打に力のあるピエロ、深沢・西牧と力のある好打者を揃えチーム力の高いモンキース、準優勝経験のある立川の名門・Fs、毎大会ここ一番の勝負強さを見せるROOSE、各大会で上位進出経験が豊富のビコークラブTeam Rookieらが中心となりそうだ。ピエロとモンキースは勝ち上がれば2回戦で対戦。この勝者を中心に上段ゾーンは展開しそうだ。



●Dブロック

Dブロック・左ゾーン
 名門のレジェンド、実力と人気を兼ね備えた神様、投打にハイレベルなJ・BOYが軸になる。レジェンドはこの春はまさかの2回戦負けを喫し今大会に復活をかける。投手陣はお馴染みのエース春山を軸に複数の先発投手を擁する。打線も坂本、井上ら大会での実績が十分な強打者が期待どおりに機能すれば上位進出が見えてくる。神様は山本圭壱監督が今大会こそは上位進出をと一戦必勝の体制で臨む。サイドハンドのエース石塚は直球の威力が十分で安定感がある。J・BOYは野球経験が豊富なメンバーを揃え今大会の目標は決勝戦進出と高い。その他、エース藤森の好投が今大会も予想される和名ヶ谷フレンズ、初出場ながら力のある大阪タイカース東京ローリングスMOYASHIらが追う。

Dブロック・右ゾーン
 春秋連覇を狙うAshは激戦のゾーンに入った。最初の関門は投打に力のある名門・Jet'sと強力打線が自慢の鬼丸ルーキーズの勝者か?ここを突破して4回戦で待ち受けるのは昨年ベスト8で最大の強敵と目されるTNC SPARKSか。この両者は野球スタイルが似たもの同士で、対戦が実現すれば今大会でも1、2を争う注目の好カードとなりそうだ。下段ゾーンは、初出場ながら投打に非凡な才能を持った選手が多数在籍する蔵星に注目したい。結成間もない新鋭チームだが、各大会でも徐々に結果が出始めてきており、今大会でブレークする可能性は高い。その他、春ベスト16入りを果たした東京中村倶楽部ジョルダーヘッズ、今大会こそ悲願の上位進出を果たしたい練馬アドベンチャーズらが続く。



今大会、ベスト8に進出する8チームは果たしてどこか?