近づいたインボイスSEIBUドーム
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第15回記念アークカップ関東草野球選手権大会は8日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 256チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 決勝の地・インボイスSEIBUドームはすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地・インボイスSEIBUドームに向け、8チームが生き残りを賭ける
いよいよ大詰め、

今日は準々決勝です。

ドームまで残すはあと2つ!!

ベスト8の皆さん、がんばってください。



<第1試合>
VS
(世田谷区) (荒川区)

準々決勝屈指の好カード
◎みどころ 洗練された野球を見せるTNCスパークスと春の優勝チームピエロがぶつかる準々決勝屈指の好カード。ここまで無失点を続ける好調なTNCスパークスの投手陣をピエロ打線がどう攻略するかが勝敗を分ける。TNCスパークスは井上や4回戦で岬クラブを完封した小宮ら安定感のある投手陣が自慢。これに好捕手・小椋を中心とした鉄壁の守りが加わるため、相手チームにとっては得点を奪うことは容易ではない。ピエロは先日の5回戦で最終回2死から神がかり的なプレーで試合をひっくり返すなど、ここまで苦しい戦いが続いている。今度の相手も攻守にスキのないTNCスパークスだけに、早めに得点を奪い主導権を握る展開に持ち込みたいところ。



<第2試合>
VS
(浦安市) (練馬区)

似たもの同士の守り合いに注目
◎みどころ エンドレスの大黒柱・黒田と練馬アドベンチャーズの層の厚い投手陣の投げ合いに注目。黒田は直球とスライダーの組み立てで打者を打ち取る投球が持ち味。近年は一時怪我で戦列を離れた時期もあったが、今大会は往年の投球が戻ってきており好調だ。また対照的に練馬アドベンチャーズはエース級の投手を複数そろえ、巧みにリレーして勝ち上がってきた。4人以上の投手が交代して投げているにもかかわらず、今大会ここまで喫した失点はわずか2と安定感がある。投手力はほぼ互角。長打力は若干エンドレスが上回っているが、短打をつなぐ攻撃、安定した守りと似通ったチーム同士の1点を争う好ゲームが予想される。



<第3試合>
VS
(足立区) (杉並区)

武田ジェッツの必殺リレー 対 GLARE'04強力打線
◎みどころ 松尾から北川につなぐ必勝リレーで勝ち進んできた武田ジェッツが、爆発的な力を持つGLARE'04の打線をいかに抑えるか。GLARE'04はここまでの5試合で1試合平均7点以上を挙げるなど打線が好調。先日の5回戦でも越谷Crazyの好投手・澤柳に連打を浴びせて攻略するなど、打線に切れ目がない。一方の武田ジェッツもここまで、ここぞという場面でタイムリーが出るしぶとい打撃と必殺の投手リレーを上手く絡ませて勝ち進んできた。自慢の松尾、北川の両投手は5回戦のJA田中戦でノーヒットノーランリレーを達成するなど好調だ。この両投手が強打のGLARE'04打線をどう封じるかがこの試合のポイントだ。



<第4試合>
VS
(台東区) (船橋市)

王者佐川千葉に話題の専門学校・HANAが挑む
◎みどころ 優勝候補の筆頭・佐川急便千葉と快進撃を続ける専門学校生・HANAがぶつかる楽しみなカード。HANAの絶対的なエース・千頭和が佐川急便千葉の打線をどこまで抑えられるか、勝負のポイントはその一点にかかっているといって言いだろう。千頭和はここまで度胸満点の大胆な投球で相手チームを圧倒。その気迫の投球に打線が少ないチャンスをモノにして勝ち進んできた。この試合も普段どおりの投球が出来れば、相手が佐川急便千葉とは言えそう簡単に攻略は難しいだろう。予想されるバントやエンドランなど佐川千葉得意の揺さぶりにどこまで耐えられるかも勝負の分かれ目になりそうだ。