近づいた頂点
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第23回アークカップ関東草野球選手権大会は29日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 128チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 頂点はすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地に向け、8チームが生き残りを賭ける
さあ、今日はいよいよ準々決勝です。

西武ドームまではあと2勝。

ここまで来ればどのチームも強豪ばかり・・・

楽しみなカードが並びました。

それでは、

『大会で一番面白い』と言われる準々決勝の本日の試合、いってみましょう!!



<第1試合>
VS
(立川市) (新宿区)

◎みどころ つながり、得点力の高さなど、ともに打線が好調だ。とくにFsはチームの中心である1番の都築、主砲の5番千葉に一発が飛び出し、機動力を絡めた攻撃力は相変わらず分厚い。ジョルターヘッズも赤坂、平敷(陽)らが本塁打を放つなど中軸に力がある。そうなるとこの試合のポイントは投手力か。Fsはお馴染みの高桑、小川、奈良の3本柱にこの夏は好投手の石川が加わり、相変わらず圧倒的な安定感を誇っている。対するジョルターヘッズは経験豊富なベテランエースの崎迫が大黒柱。四死球などで序盤に崩れると思わぬ大量失点もあるだけに、崎迫がどこまで踏ん張れるかがこの試合の最大の焦点だ。



<第2試合>
VS
(さいたま市) (さいたま市)

◎みどころ 蔵星の強力打線を四ッ葉倶楽部の左腕エース海老井がどこまで抑えられるか。蔵星打線は活発。4番の吉野ら中軸を中心に毎試合ホームランが飛び出すなど、どこからでも長打が出る打線は脅威だ。また、その脇を固める2番飯島、7番有賀も当たっている。一方、守ってはエース春山、吉田(慶)ら投手陣も4回戦までの失点がわずかに1と安定している。先行すれば優位だ。四ッ葉倶楽部は接戦に持ち込みたい。エースの海老井は今大会、直球だけではなく随所に変化球を操りここまで好投を見せてきた。打線は2回戦でサヨナラ本塁打を放った草野が絶好調。草野の前にどれだけ走者が出せるかもポイントだ。



<第3試合>
VS
(流山市) (世田谷区)

◎みどころ 対照的な勝ち方をしてきたチームの対戦だ。ヤンキースは自慢の強力打線が今大会は好調。毎試合のように集中打でビッグイニングを作る。一方のBig☆Bは2回戦の抽選勝ちを除き、他の3試合はいずれも1点差ゲームをきっちり勝ちきるなど、この夏は粘り強さ・しぶとさが増した。また、5回、6回、7回に逆転するケースが目立ち、中盤から終盤にかけての得点力は驚異的だ。Big☆Bとしてはこの試合も中盤まで競り合う展開に持っていきたい。ヤンキース投手陣は毎試合大量得点にこそ守られてはいるが、終盤追い上げられる試合が多いため継投のタイミングがポイントか。総合力ではややヤンキースが上回る。



<第4試合>
VS
(川崎市) (川越市)

◎みどころ Circusは大会が進むにつれて完成度を高めている。チーム結成直後に挑んだ春はまさかの初戦敗退。以来、試行錯誤を繰り返してここへきてようやくチームとして機能し始めた。象徴がお馴染みのエース中須。安定感のある投球は相変わらずで、試合を重ねるごとにグングン調子を上げてきた。一方のVICTORYSも高い総合力を誇る。中でも投手力はピカイチで、エース福室、高山がそれぞれ1試合ずつ完封勝利を挙げている。この試合も先取点を奪えば面白い。打撃好調な4番鹿倉の前に走者を出したい。また、各打者は相手が中須ということもあり、コンパクトな振りで中堅から逆方向への意識を徹底したい。