第23回アークカップ関東草野球選手権大会は５日（日）、 いよいよベスト４による準決勝２試合が行われる。 憧れの舞台・西武ドームまであと１勝に迫った４チーム。 ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。 Ｆｓ、蔵星、Ｂｉｇ☆Ｂ、ＶＩＣＴＯＲＹＳの４強が、 持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。
さあ、今日はついに準決勝です。 勝てばいよいよ夢舞台・西武ドームが待っていますよ。 ここまで来たら、どのチームも絶対にドームに行きたいですね。 そのためにも、今日の試合を全力で頑張ってください。 そして11月28日（日）、西武ドームでお待ちしています。
第 １ 試 合
▲都築選手			▲吉野選手
「華麗なバットさばきでＶ打線を牽引する大型スラッガー」			「ナインが絶大な信頼を寄せる重量打線のシンボル」
強力打線と複数の好投手を併せ持つ強豪同士の激突
上位から下位まで力のある打者が並び、複数の好投手を擁するなど共通点の多い両チーム。ともに投攻守に安定した力を持つだけに、接戦が予想される。Ｆｓは今大会、序盤戦こそ苦戦する場面も見られたが、先日の準々決勝では、上位から下位までまんべんなくヒットが出て９安打で６得点。投げては小川-奈良とつなぐリレーでリードを守り完勝するなど投打が復調してきているのが大きい。この試合ポイントとなるのはやはり１番の好打者・都築の出塁。相手が好投手なだけに都築が足でかき回し、先取点を奪う展開にしたい。対する蔵星はここまで強力打線の爆発と安定した投手リレーで相手を圧倒してきた。準々決勝では、重量打線が火を噴き５イニングで８安打７得点。ホームランが３発飛び出すなど５回コールドで四ッ葉倶楽部に圧勝した。投げてはお馴染みのエース春山から吉田（慶）へつなぐ投手リレーで被安打２の完封勝利を挙げるなど投打に絶好調だ。この強力な蔵星打線ならＦｓの投手陣相手でも十分対応できる力があるだけに、あとは大振りをせずコンパクトな打撃に徹したい。今大会だけを見れば地力では蔵星がやや上回るが、試合運びならＦｓが上と見る。
第 ２ 試 合
▲小林投手			▲川田選手
「変幻自在の投球で打者を手玉に取る今夏のエース格」			「持ち味のフルスイングで安打連発の攻撃型２番打者」
つながりのある打線を両軍の投手がどう抑えるか
つながり、得点力の高さ。ともに打線が好調だ。とくにＢｉｇ☆Ｂは強豪のヤンキースとの準々決勝では４番植手、５番真通の２度にわたる連続タイムリーを放ち大勝するなど攻撃が分厚い。ＶＩＣＴＯＲＹＳも先日の準々決勝では、２番川田がサヨナラ打を含む４安打の大当たり。９番小川も３安打を放つなど計11安打と打線が爆発し、強敵Ｃｉｒｃｕｓをサドンデスで下した。また、奪った７点のうち２点はエンドランで挙げるなど、勝負どころではきっちり策を講じ得点につなげるしたたかさもある。となるとこの試合、勝負の分かれ目となるのは両軍の投手の出来。Ｂｉｇ☆Ｂは複数の投手を擁するが今大会は右サイドハンドの小林が主戦を務める。多彩な変化球を操り緩急自在の投球で好投し、味方の反撃を呼び込む粘りのピッチングが持ち味。準々決勝でも好調のヤンキース打線を３安打に封じ無失点ピッチングを披露した。一方のＶＩＣＴＯＲＹＳも福室と高山の２枚の完投能力のある投手を持つ。今大会はそれぞれ１試合ずつ完封勝利を挙げるなど好調だ。どちらが先発してもより丁寧な投球が求められる。３、４点が勝負の分かれ目か。