○原島選手 |
“日大三の原島”といえば、野球ファンなら記憶している人も多いことだろう。優勝した2001年夏の甲子園で日大三の4番として3本の本塁打を放ったスラッガーだ。この夏から当時の優勝メンバーが多く所属しているFsの一員になった。「軟式はしっかり捕らえないといけないですね。捕らえたと思っても飛ばないときがあるので難しいです。いつになっても打撃は難しいものですね」と苦笑いをして話す原島選手。この日は0-0の緊迫とした投手戦に終止符を打つ決勝のエンタイトル2塁打を放ち、まさに面目躍如の活躍を見せた。「あの場面は、はじめから変化球を待っていました。バットの先でしたが、うまく飛んでくれました」
“さすが原島!”と、スタンドを魅了した素晴らしい一打だった。 |
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●小林投手 |
昨年の王者の前に最後に立ちはだかったのはサイドスローの右腕・小林だった。この日、並み居る強打者が並ぶFs打線を相手に闘志をむき出しにして立ち向かった。「相手の打者は有名な方ばかりで、プレッシャーというか重圧がすごかったです。原島選手に打たれたのは変化球で、甘いコースに入ってしまいました。打たれた瞬間、やばいと思いました」とFsとの対戦を振り返る。しかし、今大会は初戦から全試合に先発し好投を見せてきた。強豪チームとの対戦が多かったBig☆Bの快進撃を演出したのは、間違いなく小林の投球だった。「今日は最初すごく緊張しました。負けたけど、西武ドームは綺麗で広くて最高でした」
悔しさをにじませながらも、充実した表情で試合を振り返っていた。 |
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