いよいよ決戦迫る!
決戦を前にした両軍監督を直撃!!

Circus
杉山 和弘
監督
Big☆B
真通 浩光
監督

『負けて悔いなし』はない
優勝して今大会を締めくくる
アグレッシブに攻め続けて
自分たちの野球を表現したい

ようやく決勝の舞台までたどりつきました
なかなか結果が出なくて苦しい時期もありましたが、みんなで何とかやってきて、やっとここまで来れました。トーナメントなんでどこに入っても同じですが、今回は初戦から強いチームとの対戦ばかりで気の抜けない試合が続いたのも、かえって良かったのかもしれません。ここへきてようやく、『Circusの戦い方はこうだ!!』という形ができ上がってきましたね。
今大会の戦いぶりは実に安定感がありました
この夏は特に点の取り方が変わりましたね。誰がということではなく、みんなでチャンスを作ってみんなでかえす得点パターンです。実はこの夏のアークの開幕前にみんなで話をしまして、『ランナーを出してチャンスを作っても、そこで一本が出ない』っていう反省ってよくあるじゃないですか。だけど、フィニッシュで一本出るか出ないかは相手もあることですし、もちろん大事な課題ではあるとは思いますが、そこをどうこう話しててもしょうがない。そこで発想を変えて、まずは前段階としてチャンスは作れていることをしっかり評価していこうと。たとえ得点にならなくてもガッカリしない。残塁を悪い流れと考えるんじゃなく、簡単に3人で終わらなかったと考えるようにしました。形さえ作れれば相手に対してプレッシャーをかけることもできるし、うまくいけばミスも誘える。残塁を悪いこととはしない、マイナスととらえないようになったことで、精神的な部分で負けないようになりました。もともとしぶといバッターが多いうちのチームには、その考え方がピタリとはまりましたね。
相手のBig☆Bさんの印象はいかがですか?
去年も決勝まで来てるし、先日のマルハン大会でもチャンピオンになって結果も出てますし勢いもある。相当に強いと思います。三上投手も点を取られてませんし、うちも簡単には点は取れないでしょう。何とか粘って粘って食らいついていきたいですね。
どのような展開が理想的ですか?
うちは先制して逃げ切るのが勝ちパターン。中須は計算できるピッチャーなので、できれば初回、せめて3回ぐらいまでには3点を先制したいですね。
優勝戦に向けての意気込みをお願いします
単なるファイナリストで終わるのか、チャンピオンになるのか。いくらいい試合をしても『負けて悔いなし』というのはボクらの中ではないですね。やっぱり勝負事は勝たなければ意味がない。優勝して今大会を締めくくります。
昨年の準優勝からちょうど一年が経ちました
あの時は悔しかったですが、今は引きずってはいません。『今年は今年』という気持ちです。
今シーズンの活躍ぶりは目覚ましいですね
去年、逆転逆転の連続で決勝まで行けて、あれが本当に大きな自信になりました。自分たちがやっていた方向性が間違ってなかったんだと。そして今年はそれをいかに実践するかがテーマでした。今年はここまでで60試合をこなし、場数を踏むことで試合の流れが読めるようになってきました。たとえ先制されても慌てず、どうやったら流れを取り戻せるか、逆転できるかを、今ははっきりとイメージできるようになった。そのことによって、いい意味での余裕が出てきましたね。実はかつての自分たちは気持ちばかりが先行して空回り、力んで自滅というパターンが目立っていました。気持ちは大切ですが、気持ちばかりが強すぎてもダメ。いかに自然体で臨めるかですね。
相手のCircusさんの印象はいかがですか?
決勝戦の相手として申し分ない相手ですね。何といっても中須投手。関東トップレベルのピッチャーなので、打ち崩せば優勝できるしその価値も上がる。うちはそういう逆境に立った方がむしろ実力以上のパフォーマンスが発揮できるので、対戦することに大きな喜びを感じていますし、今から興奮しっぱなしです(笑)
どのような展開が理想的ですか?
うちのチームは状況によって臨機応変にどう対処するかを常にテーマとして持っています。なので、固定観念は持ってません。先取点にもこだわりません。ただ、とにかく試合のイニシアチブだけは掌握したいですね。結果的に7回を終わった時点で相手よりも1点多く取っていればそれでいいです。
優勝戦に向けての意気込みをお願いします
今回の試合は今年一番の負けられない試合ですね。もちろん本音は優勝したいです。ただ、その思いが強すぎると力んでしまう。ですから、球場がどこであろうと相手がどこであろうとどんな試合であろうと、自分たちの野球をいかに表現できるかが全てなんです。守りの気持ちになってしまうとCircusさんの強さにやられてしまう。攻撃ではチャンス時に、守備ではピンチ時により集中力を発揮し、攻守にわたって流れをも変えるようなアグレッシブな姿勢で攻めていきます。今の自分たちはノリにノッているわけですし、その空間を楽しみつつ普段と同じようないいパフォーマンスを発揮すれば、結果は自ずとついてくるでしょう。