8日(金)に行われた組み合わせ抽選会で参加64チームの初戦の対戦カードが決まった第25回記念大会。

今夏の栄えある優勝チームは? はたまた優勝戦の舞台に進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた。



●Aブロック

 実力チームが多く揃う最激戦区。上段の吉岡クラブ(川口市)Circus(川崎市)の対戦は1回戦屈指の好カード。この勝者は、2回戦では昨年4強のVICTORYS(川越市)、3回戦では勝負強いジョルターヘッズ(新宿区)との対戦が予想されるなど厳しい組み合わせとなった。下段も興味深い対戦が予想される。この春ベスト4入りしたTABOO(草加市)は直球にキレのあるエース・永富が健在。最大の難敵は2回戦で対戦が予想される昨年の準優勝チーム・Big☆B(流山市)か。実現すれば2回戦注目の好カードとなるのは必至で激しく見ごたえのある試合となりそうだ。その他、どこからでも長打が飛び出す強打が自慢の蔵星(さいたま市)、小平市王者のジャピン(小平市)などが続く。



●Bブロック

 昨年の優勝チームのFs(立川市)が一歩リードしている。高桑、小川ら力のある好投手が多く揃っており、暑い夏には一段とその威力が発揮されそうだ。打線も注目の好打者・都築を始め切れ目がなく、得点能力は参加チームの中でも抜けている。Fsは順当にいけばBブロックはおろか、大会全体でも優勝候補の筆頭であることは間違いない。このFsの関門は、2回戦で対戦が予想されるYOTSUBA(さいたま市)めいぼう2号店(船橋市)の勝者か。なかでもめいぼう2号店は昨年春、東京ドームでの優勝戦で敗れているだけに、対戦することになれば楽しみな再戦となる。上段はこの春ベスト8入りを果たしたLe・Mans(江東区)と人気チームの神様(杉並区)中心の戦いとなりそうだ。



●Cブロック

 春ベスト4のボンバーズ(荒川区)、好投手・斉藤を擁し投打にまとまりがある稲葉ベースボール倶楽部(朝霞市)が軸になり、数チームが追う。ボンバーズは春にスキのない投球を見せたエース中島がこの夏も中心。打線も外野の頭上を越す長打が多く飛び出すなど破壊力が満点だ。初戦でこれまた強力打線が売りのYamada Company(足立区)と対戦するが、ここを突破すれば再び上位に顔を出しそうだ。上段で面白いのがBMナイツ(市川市)。横山監督を中心に得意の機動力を絡めた攻撃に勢いを感じる。今大会の台風の目になれるか注目だ。下段は稲葉ベースボール倶楽部に加え、投手を中心に守りが堅いセブンスターズ(千葉市)、名門のTOOLS(荒川区)が追いかける形になりそうだ。



●Dブロック

 上段は大宮フェニックス(さいたま市)CHOTTO CHIGAUZO(新宿区)BACK WEST(山梨県)武田ジェッツ(杉並区)の新鋭チームと実績十分の強豪チームが対戦するこの2カードに注目。4チームとも総合力が高く、この勝者がこのゾーンの中心になりそうだ。下段の筆頭は厚い選手層のDELTA(渋谷区)か。初戦でぶつかる投手力の高いMILLIONS(北葛飾郡)戦を乗り切れば勢いがつきそうだ。強豪のヤンキース(世田谷区)も今大会に復活をかける。組み合わせにやや恵まれた感はあるが、3回戦で対戦が予想されるDELTA戦は楽しみな好カード。この他、練馬アドベンチャーズ(練馬区)ジェニオン(つくば市)ひばりB(西東京市)らも力のある好チームだ。



 以上のことから、ベスト8は吉岡クラブ、Big☆B、神様、Fs、ボンバーズ、稲葉ベースボール倶楽部、BACK WEST、DELTAと一応予想はされるが、さて実際の展開はいかに?