近づいた頂点
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第26回アークカップ関東草野球選手権大会は22日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 128チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 頂点はすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地に向け、8チームが生き残りを賭ける
さあ、今日はいよいよ準々決勝です。

ベスト8による準々決勝が大会の中でも一番面白いと

高校野球などでもよく言われていますね。

その激戦の準々決勝を突破して、

ベスト4に進むチームはどこになるのでしょうか?

準々決勝の本日の試合、いってみましょう!!



VS
(市川市) (立川市)

◎みどころ エース宮崎、左腕の成田らタイプの違う複数投手を擁するJAいちかわは、1点を守り抜く野球で勝ち上がってきた。5番の好打者・半杭を中心に、今大会は機動力だけではなく強打の場面も多く見られ、攻撃の幅がある。継投機さえ誤らなければ、強打のFsとも互角以上に渡り合えるだろう。Fsは1番・都築、勝負強い佐藤らお馴染みの強打者が下位まで揃うが、2回戦と4回戦では終盤にようやく得点を挙げるなど今大会はやや爆発力に欠ける。エース高桑を始めとする投手陣が今大会も好調なだけに、春の初Vへは打線がいかに奮起するかにかかっている。接戦ならJAいちかわ、点の取り合いならFsに分がある。



VS
(さいたま市) (荒川区)

◎みどころ 得点力のある大宮フェニックス打線を、TOOLSのエース神矢が抑えられるかがポイントだ。大宮フェニックスは下位打者まで振りが鋭く、ここまで1試合平均5点以上を挙げ序盤から大量得点を奪い勝ち上がってきた。TOOLSはこれまで通り、神矢を中心に接戦で終盤勝負に持ち込んで大宮フェニックスの焦りを誘いたい。大宮フェニックスは気合満点の投球で「魂のエース」の異名をとる永野の存在が頼もしい。ここまでわずか1失点と抜群の安定感を誇っており、TOOLS打線が攻略するのは容易ではない。ボール球に手を出さず、好球必打で少ないチャンスをいかにものに出来るかがカギを握る。



VS
(川口市) (墨田区)

◎みどころ ともに初出場でいきなりベスト8進出を果たしたチーム同士の戦いは、打力に勝る59'sがやや優位か。カギを握るのは、59'sの強力打線に挑む村田クラブの小嶋、柴田、小林ら投手陣の出来。59'sは強打の4番・若林や勝負強い5番の穴久保ら気が抜けない打者がズラリ並ぶ。好投手が多い村田クラブ投手陣でも2、3失点する覚悟は必要だ。まずは強力打線をどう封じるかに注目したい。大会ナンバーワン左腕の森を擁する59'sに対する村田クラブ打線は、当たっている黒川の打撃に期待が集まるがやや迫力に欠ける点がある。初球から振っていくなどして、好投手に積極的に立ち向かっていきたい。



VS
(白井市) (府中市)

◎みどころ 白井ファミリーズ・遠藤、UNITY・高野の両エースに安定感があり、接戦を粘り強く制して勝ち上がって来るなど似た点が多い両チーム。遠藤はここまでの全試合に登板。コーナーを巧みに突く投球でチームの快進撃を支えてきた。この試合もボールを低めに集めてUNITY打線を交わしたい。UNITYの高野もキレのある直球にスライダーをうまく駆使して相手打線を封じてきた。大崩れしない頼れるエースだ。ポイントは両軍の打線の出来。ともにこれまでは試合の後半につながる傾向があり、両エースを早めに援護出来るかがカギ。守備も落ち着いた両チーム。終盤まで1点を争う展開となりそうだ。