白球だより 3月23日(日)号


 永井 國夫さん 昭和18年4月8日生まれ・・・・。2週間後に還暦を迎える永井投手は、この日負けはしたものの、およそ100球を投じる熱投で最後まで投げきった。中学時代は投手として活躍。長年のブランクを経て55歳にして野球に復帰。ベイ・シャワーズ(横浜市)の一員に加わった。今では仕事の合間に週一回の割合で壁に向かい約100球〜150球の投げ込みを行なっているそうだ。「野球ができるうちが華です。健康のためにも死ぬまでマウンドに立っていたいです」と生涯一投手を貫く覚悟だ。「勝ち抜いて赤いちゃんちゃんこを着てマウンドに上がりたかった・・・」願いは叶わなかったが、次回大会でも最年長登板記録をさらに伸ばす登板に注目だ。




 浦和学院、春日部共栄、佐久長聖、埼玉栄といった地元埼玉の名門高出身者で結成された新鋭チーム・エトワール(春日部市)。高校卒業後まずは軟式野球に慣れるため、春日部の市民大会に出場。初出場ながらいきなりの決勝進出で、決勝戦でも8-0のノーヒットノーラン劇で圧勝し伝説を作った。エース増田投手は七色の変化球を操る好投手。打線も3番・亀谷、4番・小枝、5番・宇津城と一発長打のパワーヒッターがズラリと並ぶ。「メジャー大会ではまだ無名なので、まずはブロック優勝を決め有名になりたいです」と増田主将は語る。平均年齢20歳の若き期待の星たちが今大会旋風を巻き起こすか、活躍に期待がかかる。