白球だより 4月13日(日)号


 鮮やかな縦じまに奇抜の色合い。まるで昭和初期のユニフォームを連想させるこのバロンズチームは、昨年7月に川崎市の建設会社の社員で結成された。バロンズという名前は会社の持ち船であるバロン号という船からとったそうだ。会社には以前から長く野球部は存在していたものの、バブル崩壊後近年若手の社員が少なくなってきたことから、6年前から休部状態が続いていた。昨年夏、このチーム状況を見た豊澤監督は、もう一度野球部を復活させるべく有志を集め現在に至る。豊澤監督は、「大会に出場したのは今回が初めてでしたが、1勝できましたし悔いはないです。秋にはもう少し勝てるようなチームになってきます」と早くも次回のリベンジを誓ってくれました。


大会第4日目 Bブロック2回戦
4月13日(日) 第3試合 1 2 3 4 5 6 7
バロンズ 川崎市 0 0 2 2 0 0 - 4
中央BOYS 川崎市 0 1 1 1 0 2× - 5




 エースの足は限界に達していた。この日、疲労のため右足がつった状態で先発した桐朋ブランカーズ・庄田投手。初回から思うような投球ができない。エラーでランナーを許し普段ならあり得ないボークでいきなりのピンチを背負うとタイムリーを浴び瞬く間に先制点を許す。流れをつかめぬまま試合が進んだが、それでも味方は6回本塁打を含む集中打で一気に逆転。力投する庄田投手を盛り立てた。完全に勝ちパターンに持ち込んだブランカーズだったがその裏アクシデントが起こる。エラーと四球で1死満塁のピンチを迎えると、次打者の打球は痛烈なピッチャー返し。これが庄田投手の左足を直撃し、遂に両足がつってしまい無念の降板。ベンチに戻った後も声を張り上げナインに声援を送ったが、急遽マウンドに上がった加藤投手がセンターオーバーの走者一掃のタイムリーを浴びまさかの逆転負けを喫した。「悔しいけどしょうがないです。こんなこともあります・・・・」と試合後ガックリ肩を落とした庄田投手。この悔しさをバネに次大会では本来の投球で快進撃を見せて欲しい。


大会第4日目 Cブロック2回戦
4月13日(日) 第5試合 1 2 3 4 5 6 7
桐朋ブランカーズ 国立市 0 0 0 0 0 4 0 4
ホーマーズ 草加市 1 0 1 0 0 3 × 5