白球だより 4月20日(日)号


 ピンク色の「B」の文字が黒地のユニフォームに実によく映える。「B」とはチームの頭文字。その名も“無礼者”だ。かなりインパクトがあるネーミングだが、明るいムードで一生懸命に野球に取り組んでいる彼ら。母体は中学校の同級生。10年来の飲み仲間だけにチームワークは抜群だ。練馬区にある「北の家」という居酒屋で今でも皆が集まり毎夜のように楽しく飲み明かしている。この日は関東屈指の強豪・四ッ葉倶楽部と対戦。惜しくも敗れはしたものの強豪相手に大健闘ともいえる好勝負を演じた。「打席に入ると雰囲気のあるバッターばかりでとにかく精一杯投げました」とエースの植草投手は振り返った。初回には無死3塁と先制のチャンスもあったがスクイズ失敗で惜しくも先制ならず。たらればは禁句だが、ここで先取点を取っていたらその後の展開も変わってきたことだろう。外野陣も頑張った。四ッ葉打線が放つ大きな当たりをきっちり守りきった。お互いの健闘をたたえ合い、この日の夜も「北の家」では野球談義に花が咲いたことだろう。


大会第5日目 Bブロック3回戦
4月20日(日) 第4試合 1 2 3 4 5 6 7
無礼者 練馬区 0 0 0 0 1 0 0 1
四ッ葉倶楽部 さいたま市 0 2 0 0 2 0 × 4