神奈川興業 (横浜市)
 神奈川県公立高校の雄として名高い神奈川工野球部OBで結成された神奈川興業。チームの主力である23〜24歳のメンバーが、現役時代は激戦区神奈川の夏の大会で2年連続ベスト16に入る活躍。卒業後ナインはいったん別々の道を歩んだが、昨年末再結成された。チームの自慢は左右の両投手。左腕の関野投手はストレートに角度のあるスクリューを織り交ぜる投球で高校2年生時から注目されていた。一方、右腕の信太投手は派手さはないが安定感抜群で計算できる投手だ。高校時代も背番号1を背負っていたのは、この信太投手だ。打線は190cmの巨漢の4番清宮選手、185cmの捕手でパワーヒッターの庭野選手ら力のある打者が揃う。能力の高い選手が多い神奈川興業だが、チームのモットーはあくまで1-0で勝つチーム作り。場合によっては4番でもバント・スクイズを仕掛けるなどしたたかな攻めも見られる。今大会の目標はまず高校時代のベスト16を超えること、そしてそのまま一気に頂上に駆け上がることだ。