アークカップ速報(10月19日号)

アークカップ速報 10月19日(日)号

Dブロック5回戦
Ash vs 四ッ葉倶楽部

10月19日(日) 1 2 3 4 5 6 7 8
Ash 柏市 0 0 0 0 0 0 0 0 0
四ッ葉倶楽部 さいたま市 0 0 0 0 0 0 0 1 1
※大会規定により、8回は1死満塁のサドンデス
明暗分けた“2塁牽制” Ashと四ッ葉倶楽部の注目の一戦は、予想にたがわぬ緊迫の投手戦となり、7回を終わって決着つかず。突入したサドンデス8回裏、ついに四ッ葉が1点をもぎ取り勝利を決めた。Ashは初回、ヒットと四球で1死1・2塁と先制のチャンスを作ると、ここで迎えるは4番白鳥選手。期待がかかった打席だったが、あえなくピッチャーゴロに倒れ1-4-3のダブルプレイで先制ならず。その裏四ッ葉も2死ながら1・2塁とするも、5番海老井選手がセンターフライに倒れ無得点。その後両軍とも毎回のようにランナーを送り込むもAsh中口、四ッ葉海老井両投手が要所締める力投で得点を許さない。結局スコアボードには14個の0が並び、試合はサドンデスに突入。サドンデス8回表のAshの攻撃は無得点に終わり、迎えたその裏四ッ葉の攻撃。打席には主砲斉藤選手。絶体絶命のこの場面でその初球、Ash中口投手はセカンドへの牽制という奇襲に打って出る。しかしセカンドベースカバーが一瞬遅れ、ボールが転々とする間に3塁ランナーがホームイン。この瞬間、四ッ葉倶楽部が2大会連続の8強入りを決めた。 
○四ッ葉倶楽部・山次監督
「あれだけのピッチャーなので連打は厳しいと思っていました。いかに我慢の野球ができるかの勝負でした。勝因は海老井の好投をはじめノーエラーの守備に尽きます。1回戦から接戦続きだったのでそれが糧になり今日につながったと思います。それにしてもあの場面で2塁牽制とは・・・。意表を突かれました。タイミングはアウトだっただけにさすがです」
四ッ葉倶楽部・海老井投手
左腕から繰り出される伸びのある速球とキレのある変化球でAsh打線を完封。「注目投手との対戦だったので気合が入ってました。ピンチをうまく切り抜けることができ、流れを相手に渡さなかったのが大きいです。これでやっと(ベスト8だった)春に並びました。今日の勝利は格別です」
●Ash・中口投手
「(2塁牽制は)2死をとればバッターオンリーでいけるので、みんなで打ち合わせた結果、思い切ってやってみたのですが・・・・。やっぱり点を入れなきゃ勝てないですね。ドームでやりたかった・・・・。残念です。四ッ葉さんにはこのまま頂点まで行って欲しいです」