昨秋の第7回大会。1回戦から勝ち進み、見事準優勝に輝いた醍醐製作所グーフィーズ。エースの須藤投手を中心に機動力を存分に駆使した攻撃で勝ち上がったが、その中でも準Vの影の立役者は文句なくこの男だろう。西武ドームでの優勝戦では、終盤につかまり無念のサヨナラ負けを喫したが、考え抜かれた巧みなリードで須藤投手を中心とする投手陣との息もピッタリだ。ピンチにも落ち着いた冷静なリードや、捕ってからの素早いスローイングで、昨年はチームの危機を何度も救ってきた。また粘り強い打撃も魅力で、ここ一番の勝負強さは特筆もの。主に6番を打っている関係からか試合のポイントで打席を迎えることが多く打点も多い。今大会は各チームのマークが厳しくなるが、「優勝しかありません」と話す三仲選手。昨秋の決勝から止まっていた時計が再び動き出す。