NCB (船橋市)
 アークカップ初出場のNCBは、社会人野球の強豪として知られるNTT関東野球部のOBを中心に4年前に結成された。部員は総勢25名。そのうち半数以上のメンバーは高校時代に甲子園の土を踏み、大学野球も経験している選手ばかりだ。平均年齢は30歳を越えるが、社会人野球で長くプレーしてきた選手が大半で個人能力は今でも高い。チームの中心は監督兼エースの小笠原投手。スライダーを中心に多彩な変化球を持ち合わせる小笠原投手は、かつてプロからも注目された左腕。40歳の今でもなお衰えが見えない投球は見事だ。また右腕の柳沢投手もMAX130kmに真っ直ぐに良く落ちるフォークが武器の好投手。打線の軸は4番のロングヒッター澤登選手。一発長打が魅力の頼れる主砲だ。また3番の出原選手は安打製造機の異名を取るチームのリーディングヒッターで出塁率も高い。NCBは結成後いきなり高松宮杯をはじめとする全国大会で活躍し、所属の船橋市野球連盟では4年間で1敗しかしないなど安定した勝率を誇る実戦に強いチームだ。今回初めて登場するアークカップの目標は当然優勝しかないだろう。「やるからにはそれしかありません」と主将の出原選手もキッパリ宣言してくれた。強豪が多い本大会にまた新たな優勝候補が登場誕生した。