アークカップ速報(11月13日号)

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アークカップ速報 11月13日(日)号

準決勝
(第1試合)
CHOTTO CHIGAUZO vs 蔵星

▼1死満塁のサドンデス8回表、2番からの打順を選択も連続内野フライで無得点・・・ 初出場初優勝の快挙はならなかった
▲3回、4番吉野選手がレフト前へ先制打を放つ(左上) 惜しくもタッチアウトで追加点ならず(左中) 今大会に吹き荒れた“黄色い旋風” ついにストップ(左下)

準決勝
11月13日(日) 第1試合 1 2 3 4 5 6 7 8
蔵星 (足立区) 0 0 2 0 0 0 0 0 2
CHIGAUZO 新宿区 0 0 0 0 1 1 0 1× 3
※大会規定により、8回は1死満塁のサドンデスを実施

○CHOTTO CHIGAUZO・野上監督
9度目の挑戦にして、ついに念願のドーム進出を果たし、「自然体で臨んだ結果ですね。先手は取られましたが、いずれチャンスは来ると思っていました。代打策が的中して連打が出たあたりから流れを変えれましたね。サドンになっても裏の攻撃だったので、表の失点に応じていかようにも動ける、気は楽でした。久々のタイトルまであと一つ、ドームで胴上げといきたいですね」

○CHOTTO CHIGAUZO・春日投手
「3回の失点は交わそうという意識が裏目に出てしまいました。以降はインコースの量を増やして強気に投げた、それがうまくいきましたね。(サヨナラ打は)初球インローの真っ直ぐを待ってて、ちょうどそれが来たので振っていきました。打った瞬間抜けたと思いました。サヨナラ打は高校のときの練習試合以来20年ぶりですね(笑) 準々決勝の神様戦でサドンを経験していたので、最後まで集中力を切らさなかったのがここで生きましたね
エース春日 投打に大車輪 準決勝の予想にたがわぬ好ゲームとなった。先制したのは蔵星。3回表1死から2番吉田(佑)がレフト線に2塁打を放ち出塁するとすかさず3盗を決め、1死3塁と絶好の先制機を掴む。続く3番田村が四球を選んだ後、4番吉野がレフト前に弾き返し1点を先制。さらに1死1・3塁から、5番吉田(慶)がエンドラン気味の内野ゴロをうまく転がし3塁ランナーがホームイン。2-0とリードを広げた。蔵星の先発前田はストレートの伸びがよく序盤から好投。CHOTTO CHIGAUZO打線になかなか付け入る隙を与えない好投を見せた。そんなCHOTTO CHIGAUZOの反撃は5回。2死から7番石田がセンター前ヒットで出塁。直後に石田がすかさず2塁へ走り2死2塁とした後、続く8番三鴨がセンター前に持っていき1点を返す。さらにCHOTTO CHIGAUZOは6回、この回先頭の1番清水がセンター前ヒットで出塁。さらに続く2番宮崎もヒットで続き、無死1・2塁とチャンスを広げる。1死後4番春日の当たりは平凡なセカンドゴロ。しかしこれが2塁封殺後、ショートの1塁への送球が悪送球となり2塁走者清水がホームイン。CHOTTO CHIGAUZOがラッキーな形で試合を振り出しに戻した。さらにCHOTTO CHIGAUZOは7回裏にも無死満塁と絶好のサヨナラのチャンスを迎えるが、ここは先発の前田からリリーフした2番手の吉野が踏ん張り、何とか無得点に抑え試合は特別ルールによる延長戦にもつれ込んだ。8回表蔵星は1死満塁を、この日2塁打を放っている2番・吉田からの打順を選択。しかしこのピンチをCHOTTO CHIGAUZO春日が気迫の投球で2番吉田、3番田村を連続内野フライに打ち取り、無得点に抑える。その裏CHOTTO CHIGAUZOは4番春日から始まる打順を選択。ここで春日は期待に応え、初球をライト前に弾き返し、CHOTTO CHIGAUZOが劇的なサヨナラ勝ちで初のドーム進出を決めた。 
○CHOTTO CHIGAUZO・石田選手
5回、反撃ののろしを上げるチーム初ヒットを放つ活躍で、準々決勝に続いての2戦連続のヒーローに輝き、「あれが初ヒットだったとは・・・ 知りませんでした(笑) 一時期故障でチームに迷惑をかけていたので、ここへきて役に立ててうれしいです。こういう接戦を勝てたのは、春日の好投はもちろん、年を重ねた分の経験ですかね(笑) ドームでも自分たちの野球で戦っていきます」
蔵星坂下主将
無念の表情を浮かべながら終始うつむき気味で、「悔しいです。ほんと悔しいです。2点を先に取れていい感じで進めていたのですが、中盤以降相手のしぶとい攻撃にペースを奪われてしまいました。しかし先発した前田はよく投げてくれました。今回初出場でしたが、アークカップで何とか優勝を目標に頑張ってきたので本当に悔しいですが、また春一から出直します」
蔵星村岡選手
「今日は2点を先制できたのですが、その後追加点を奪えなかったことがまず1番の敗因です。とくに6回は無死1・3塁のチャンスだったのですが、あと1本が出ず相手に流れがいってしまいました。逆に7回の無死満塁のピンチを抑えたときはいけると思ったのですが、甘くなかったですね。またチャンレンジします」