|
8月27日(日) 第2試合 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
Fs (立川市) |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
2 |
4 |
朝日信用金庫 (台東区) |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
明暗分けた5回の攻防 昨年のベスト8で、今春もサンスポ大会を制し勢いに乗る朝日信金の前に、23歳の若武者・Fs小川が大きな壁となって立ちはだかった。朝日信金・新佐古、Fs・小川の投げ合いで4回までは互いに3者凡退が続く投手戦。試合が動き出したのは5回だった。5回表Fsは2死から、併殺崩れのランナーを1塁に置き、7番藤森が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち、ようやく重い均衡を破る。先手を取られた朝日信金もその裏、この回先頭の4番石田がチーム初ヒットとなる2ベースで出塁。5番岡部が四球を選び1・2塁とすると、続く6番兵動の送りバントが野選を誘い、無死満塁と願ってもないチャンスが訪れる。しかし、ここからFsバッテリーが踏ん張りを見せる。7番大戸を空振りの三振にきって取ると、続く8番新佐古の時、カウント1-1からの3球目を見事にウエスト。エンドランをきっちり読みきって外し、難なく3塁走者を狭殺。その後四球で再び満塁とするが、迎えたバッターをピッチャーフライに打ち取り、最大のピンチを無失点で切り抜けた。こうなると流れは大きくFsへと傾く。Fsは直後の6回、ホームゲッツーの1塁への送球が逸れる間に1点を追加しリードを広げると、7回にはまたも2死から、ショートゴロの送球が逸れる間に2者を迎え入れダメ押し。投げては先発・小川が5回を除けばすべて3人で片づける圧巻のピッチングを披露。打たれたヒットはわずか1本。最後もこの日の奪三振ショーを締めくくるかのような11個目の三振を奪いゲームセット。Fsが攻守に完勝した。史上初のサンスポ・アーク同年制覇を狙った朝日信金だったが、5回の好機を生かせなかったことが響き、終盤はミスで崩れるなど、最後まで試合巧者ぶりを発揮できず、早くも2回戦で姿を消すこととなった。 |
|
|
 |
○Fs・山崎監督 |
「相手がいいチームだったので戦前は覚悟していましたが、小川が最高のピッチングをしてくれましたね。4回まで1人の走者も出さず、パーフェクトに抑えてゲームを作ったことが、先取点を呼びこみました。ここ最近はなかなか成績が振るわなかったので、今回のアークは長く楽しみますよ(笑)」 |
|
|
|
|
 |
○Fs・小川投手 |
「強豪相手だけに負けたくなかった。5回のピンチは何かやってくるとは思いましたが、エンドラン外しはキャッチャーのファインプレーでした。大きなプレーになりましたね。11奪三振はたまたまです(笑)
むしろ常に完全試合を狙ってゲームに入っているので、打たれた1本のヒットの方が悔やまれます」 |
|
|
 |
●朝日信用金庫・高橋監督代理 |
「5回の攻撃がすべて。エンドランのタイミングですね。それまでそんなそぶりはなかったんですが、見事に外されてしまいました。自分の責任です。今考えると、1死になって焦りが出たのかもしれません。あれで流れも失って、守りも崩れてしまいました。このところいい調子できてたんですが・・・」 |
|
|