第15回記念アークカップ関東草野球選手権大会は22日(日)、

いよいよベスト4による準決勝2試合が行われる。

憧れの舞台「西武ドーム」まであと1勝に迫った4チーム。

ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。

TNCスパークス、エンドレス、GLARE'04、佐川急便千葉の4強が

持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。
ついにきました!!
優勝戦まであと1つ。
11月19日、ドームで待ってます!!




第 1 試 合
▲福田投手 「必殺スクリューが武器の快速左腕」 ▲黒田投手 「往年のピッチングがよみがえった豪腕」


投打に充実するTNCスパークスに古豪のエンドレスが挑む
 速球派のエース、粘り強い打線など、両チームは似た部分が多い。経験も互角だが、チャンスにたたみかける集中力と一球に対する勝負強さでTNCスパークスがわずかに有利と見る。先発が予想されるのはTNCスパークスが左腕の福田、エンドレスはお馴染みのエース黒田だろう。福田は今大会初登板となった4回戦以降の3試合で1失点と安定感が抜群。走者を背負ってからの打ち取る術を心得ており、連打を許さない。対する黒田も威力のある直球とスライダーを武器に今大会の大半を投げ切ってきた。両投手が大崩れしそうにないだけに、攻撃陣が少ない好機をいかにものにするかが勝負の分かれ目になりそうだ。その打線はTNCスパークス・佐藤、エンドレス・小山(拓)の中軸が調子を上げてきた。準決勝は2人の前にどれだけ走者が置けるかがカギになる。今大会は、大会を通じて終盤の逆転劇が目につく。エンドレスはリードを許しても慌てず、少ない点差でついていけば勝機が見えてくる。



第 2 試 合
丸木選手 投打に大車輪の活躍を見せるキーマン ▲伊藤選手 「走・攻・守三拍子を兼ね備えた頼れる主将」



佐川急便千葉の巧みな攻撃をGLARE'04の投手陣がどう凌ぐか
 大会を代表する強豪同士の対決。この両雄、過去の対戦は昨年の準々決勝で当たった1度だけ。このときは2-1で佐川急便千葉が競り勝ち、そのまま優勝へ駆け上がった。この試合、佐川急便千葉の安定感のある投手陣を強打のGLARE'04打線がどう打ち崩すかという図式が大方の予想だ。が、勝負のポイントはそれ以外にも、GLARE'04の投手陣が佐川急便千葉の巧みでソツのない攻撃をいかに抑えるかにあると見る。GLARE'04は先日の準々決勝では先発した丸木が好投。終盤不運なプレーが絡み同点に追いつかれたが、迎えた延長サドンデスでは強気の投球でピンチを切り抜け、チームにサヨナラ勝ちを呼びこんだ。また、準決勝では温存していたエース・大根原の登板も予想されるなど、佐川急便千葉打線を封じる陣容が整った。この両投手の出来が勝負を大きく左右しそうだ。一方、佐川急便千葉は走者をエンドラン、スクイズなどで巧みに進め得点する攻撃力は今大会も健在。この試合も機動力を生かして揺さぶりペースをつかみたい。