6.8 (日) 優勝戦
試合速報

VS
(荒川区) (渋谷区)



▼昨夏2回戦敗退の悪夢を経てさらに完成度を高めた王者・TNCスパークスが、昨春Vに引き続き、史上3チーム目となる春連覇の偉業を成し遂げた


優勝戦実況
個人成績
個人表彰
優勝戦レポート




第18回アークカップ関東草野球選手権大会 優勝戦 in 東京ドーム
6月8日(日)  優勝戦 1 2 3 4 5 6 7
DELTA (渋谷区) 0 0 0 0 0 0 0 0
TNCスパークス (荒川区) 1 0 0 0 1 0 × 2




両軍戦いを終えて

優勝
TNCスパークス・永森監督
準優勝
DELTA・家倉監督
ー春連覇、おめでとうございます
今回は連覇がかかっていたとういことで、優勝の瞬間は、『やったなぁ』という達成感で一杯になりましたね。去年とはまた一味違い、喜びもひとしおです。チームの全員がひたむきにやってきた結果の優勝であり、より円熟味を増した優勝ですね。
ー序盤の攻防が明暗を分けました
初回に最低限の1点は取れましたが、その後、ダブルプレーでチャンスを逸し、直後の2回に先頭をデッドボールで出してしまった。流れ的に嫌な感じもありましたが、そこを慌てず、落ち着いてアウトを1つ1つ取れたのがよかったんだと思います。
ーその後はこう着状態でしたが
DELTAさんのピッチャーが代わってから、相手のリズムに流されかけていたので、次の1点がどちらに入るかがで勝負が決まると思ってました。そういった意味で、5回に2塁打で出た伊藤が、続けざまに直後の初球で3盗を決めてくれて、2点目につながった。彼の走塁が凄く大きかったですね。
ー結果的には完封シャットアウトの完勝劇でした
ロースコアでしたので、余計に投手陣の踏ん張りが大きかったですね。竹野、福田の両エースが完璧なピッチングをしてくれたのが、何といっても最大の勝因です。
ーこの夏は史上初の春夏連覇がかかりますが
この春はいいチームとたくさんできましたし、結果も最高で、非常に楽しかったです。春夏連覇には去年もチャレンジしましたが、結果は2回戦で敗退・・・ 今年またせっかく挑戦権を取れたので、まずは2回戦を突破して(笑)、ぜひ新たな歴史に名を残せるようにしたいですね。
ーあと一歩及びませんでした
初回に先制されても、いつか流れは来ると思ってましたが、2点目は重かったですね。結局最後まで流れが来ることがありませんでした。
ー実際に戦ってみて、王者の印象は
結果2-0でしたが、スコア以上のものを感じましたね。やっぱりTNCさんは、役割分担が徹底されていて、完成度が高かったです。
ー勝負のポイントは
TNCさんの先発を左と読んで、先発オーダーに右打者を7人も並べてしまったのがまず誤算でした。竹野投手の緩急、出し入れのコントロールが素晴らしくて、右バッターはお手上げ状態でした。こんなに三振を取られたのは初めてです。あとは、2回の攻撃で送れなかったのが痛かったですね。その後も2塁にランナーを進めてもいずれも2死で、何も策が打てないまま終わってしまいました。本当はベンチの1人でも多く試合に出せるようにしたかったんですが・・・
ーそれでも、ここまでの快進撃は見事でした
祭りは終わりましたね(笑) でも、収穫も2つありました。1つは全員が涙して本気で悔しがってくれたこと。『次こそはてっぺん取るぞ』と、また一歩チームが一つになれました。あともう1つは、おかげさまで注目してもらって、入部希望者が8人も来てくれたこと。新しい風を入れることでチーム内の競争も活性化して、もう一段上のレベルを目指せます。そう考えると、初出場初優勝なんかして天狗で終わらなくて、かえって良かったのかもしれません。ここで鼻をへし折られたことで、勘違いせず、初心忘れずの気持ちでできる。負けて新たな目標を持つことができました。



初出場初優勝を狙い飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち上がってきた新星・DELTAだったが、王者の前になす術なく敗れ、歴史的快挙達成はならなかった