アークカップ速報(10月22日号)

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アークカップ速報 10月22日(日)号

準決勝
(第2試合)
GLARE'04 vs 佐川急便千葉

▼序盤立て続けに得点を奪い主導権を握った佐川千葉が、通算5度目となる優勝戦進出を決めた (囲みは、貴重な2点目となるタイムリー3ベースを放つ8番辻)
▲7回を1失点で投げきった右腕エースの清藤(左上) 相手ミスから佐川千葉が初回にいきなり先取点(左中) 追加点を奪い喜びに沸く佐川千葉ベンチ(左下)

○佐川急便千葉・土井監督
今大会も王者として厳しいマークを受けながらも堂々の優勝戦進出。通算5度目のドーム決戦へコマを進めた。「今日は相手が相手だったんで、うちの新たな面を開拓する意味でも、『打 vs 打』ということで頭から決めてました。エンドランを封印して打ち合いを受けて立つ覚悟でいましたが、いつものGLAREさんと違って今日は守備のミスも多く、序盤で点をもらったんで、流れを完全に掌握できましたね。清藤も期待通りのピッチングで応えてくれました。ただ、今日のような攻め方はこの試合限り(笑) 投手陣も充実していますし、次はいつものうちの野球で臨んで、秋連覇狙いますよ」

○佐川急便千葉・清藤投手
豊富な投手陣を擁し継投策の多い佐川千葉の中にあって、毎試合ただ一人完投を託される背番号18は、この日も気迫十分の完投劇でベンチの期待に応えた。「背番号18の重みは十分に分かっています。負ける訳にはいきませんでした。GLAREさんの打線が積極的に振ってきたので、こちらも気持ちで負けないよう、真っ直ぐを狙われていても、そこはあえて真っ直ぐで押していきました。味方が序盤にポンポンと点を入れてくれて、あれで随分楽になりましたね。今回の大会も始めから優勝しか頭にありません。ようやくここまで来ましたね。あとはチーム全員で勝ちにいくだけです」

○佐川急便千葉・辻選手
チームを勢いづけた会心の決勝打を振り返り、「打ったのは真ん中のストレートでした。このところ調子が上がってきていたので、甘い球が来たら初球から打っていこうと決めていました。今年一番の当たりでしたね(笑) GLAREさんとは去年やって強さが分かってたので、1点ではリードにならないと思ってました。次の1点の重要性を痛いほど感じてたので、いい働きができましたね。ここで負けたら悔いが残るので必死でした。これでドームですね(笑) やっぱりドームは憧れの舞台なので思い入れがありますし、全力で勝ちにいくのはもちろんですが、雰囲気を満喫して楽しみたいと思います」

準決勝・第2試合
10月22日(日) 第2試合 1 2 3 4 5 6 7
GLARE'04 (足立区) 0 0 1 0 0 0 0 1
佐川急便千葉 (船橋市) 1 1 1 0 0 0 × 3


序盤で勝負決める 史上最多となるV4を目指す王者・佐川急便千葉が長打攻勢でGLARE'04に打ち勝ち、2年連続5度目のドーム決戦にコマを進めた。GLARE'04が丸木、佐川急便千葉が清藤の先発で始まったこの試合。先制したのは佐川急便千葉。初回、先頭の1番・伊藤がいきなりライト線に落ちる3塁打で出塁。1死後、3番・増田が四球で歩き、1・3塁としたあと、迎えた4番・和多田の時、1塁走者増田が2塁へ走り、このとき捕手からの送球がセンターへ逸れ、この間に3塁走者がホームインし1点を先制した。さらに佐川急便千葉は2回にも1死1塁から8番・辻が左中間を真っ二つ破る会心の3塁打を放ち1点を追加。2-0とリードを広げた。一方追いかけるGLARE'04の反撃は3回。この回先頭の8番・三浦がライトオーバーの2塁打で出塁すると、2死後、この好機に迎えた2番・山下が右中間を破る3塁打を放ち、1点を返し反撃の狼煙を上げる。しかし佐川急便千葉は1点差に迫られた直後にすぐさま引き離す。3回、この回先頭の2番・芳中がレフトの頭上を越える2塁打を放つと、その後四球などで2死1・2塁とすると迎えた6番・片岡がライト前に弾き返し2塁走者が生還。3-1とリードを再び2点に広げた。その後は両軍投手陣が踏ん張り0行進が続く。結局、試合はGLARE'04の反撃を凌いだ佐川急便千葉がこのまま逃げ切り、2年連続となるドーム決戦進出を決めた。

▼昨年のリベンジを誓って臨んだこの試合だったが、立ち上がりを攻め込まれ終始後手に回り、またも惜敗・・・ 悲願は来年へ持ち越しとなった
▲3回、2番山下のタイムリー3ベースで1点を返す(左上) 中盤以降は堅守で無失点に抑えるが・・・(左中) 先発・丸木が序盤でまさかの3失点(左下)

GLARE'04佐藤監督 GLARE'04大根原投手
試合後がっくりとうなだれるナインの中で佐藤監督は、「今日は最初の入り方から嫌な感じでした。初回に打たれた3塁打でペースが佐川さんに行ってしまいました。何とか流れを戻したかったのですが・・・ この試合はただの試合ではなく、昨年負けていたので絶対に負けられない一戦でした。しかし結果は負けで、しかも同じチームに2回負けるとは・・・ こんなことは絶対に許されないことですし、チームの解散も本気で考えないといけませんね。まだまだ甘いということなのでしょうか」 試合後、「ご覧の通りです」とポツリ一言。