アークカップ速報(6月22日号)

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アークカップ速報 6月22日(日)号

準決勝
(第1試合)
レジェンド vs Fs

▼我慢の投球でFs打線を封じるも、完封目前の最後のわずか1球に泣いたレジェンド・大野投手
▲この試合常に出塁し闘志溢れるプレイを披露した井上選手(左上) 7回表、2死2・3塁のチャンスも生かせず(左中) レジェンドの1年越しの悲願ならず(左下)

準決勝
(第1試合)
6月22日(日) 1 2 3 4 5 6 7
レジェンド 柏市 0 0 0 0 0 0 0 0
F s 立川市 0 0 0 0 0 0 1× 1

F s ○川島-八木下
レジェンド ●大野-坂本

安打 四死球 犠打 三振 失策
レジェンド 3 3 0 4 2
F s 4 3 1 5 0

○Fs・山崎監督
「川島がよく頑張りました。ここまでくるとエラーをした方が負けると思い、今日はとにかく守りを固めました。チャンスでなかなか得点できず嫌なムードでしたが、最後の最後で伏兵の小林が決めてくれました。この勢いを大事にし、ドームは選手のみんなと楽しみます」
最終回のドラマ Fsが1点を争う緊迫した投手戦を制し、優勝戦にコマを進めた。レジェンド・大野、Fs・川島の両投手の先発で始まったこの試合は互いに譲らぬ白熱した投げ合いとなった。最初にチャンスを掴んだのはFs。レジェンド大野投手の立ち上がりを攻め、四球と内野安打・送りバントを決め、いきなり1死2・3塁の先制の好機を迎える。続く4番・片倉選手の時、Fsベンチはスクイズを試みるが失敗。後続も倒れ、惜しい先取点のチャンスを逃す。その裏レジェンドも2死後、3番井上選手が死球で出塁しすかさず2盗。2死2塁としたが、続く期待の4番坂本(康)選手が三振に倒れ好機を生かせない。さらにレジェンドは4回、安打と死球、パスボールなどで1死2・3塁の絶好のチャンスを迎えるが、5番・大松、6番飯村選手が倒れなかなか1点が取れない。最終回にも2死2・3塁と攻め立てたが、この日はどうしても本塁が遠いのかこの回も無得点。Fsもその裏、先頭の7番坂本選手が簡単にキャッチャーフライに倒れ1死。このとき誰もがこの試合は延長戦に入るのではとの思いが漂い始めた。そんな時ドラマは突然起こった。続く8番進藤選手が放ったあたりは平凡な3塁ゴロと思われたが3塁の佐々木選手がこれをはじきサヨナラの走者が出塁。ここで迎えた9番小林選手がカウント2-0とあっという間に追い込まれるが、続く甘く入った3球目の直球を左中間に持っていく。レフトが一瞬目測を誤る間に1塁走者・進藤選手が一気に生還しサヨナラ勝ち。Fsが強豪レジェンドを下し嬉しい初の決勝戦進出を決めた。 
Fs・小林選手
ドーム行きを決める値千金のレフトオーバーサヨナラ打。「最後の場面、バントを失敗し自分で決めなきゃと開き直って打ちました。打った瞬間、軽い感触だったので伸びてくれると思いました。ピッチャーが頑張っていたので何とかしてやりたかった。巨人の阿部じゃないけどドームに行けて最高です!」
Fs・川島投手
準々決勝に引き続き、この日も緩急自在の投球で2戦連続の完封劇。「レジェンドさんは足を使ってコツコツ当ててくるので、タイミングを外し、腕をよく振って低目を丁寧に突くよう心がけました。ピンチの場面も1点はいい、2点目はやらないよう気合で乗り切りました。2戦連続完封はあまりに出来過ぎです。1イニングでも多くドームのマウンドにいられるよう頑張ります」
●レジェンド・川野主将
「残念です。大野は良く投げてくれましたが、相手の川島投手のうまい投球にやられました。打者によってはボールから平気で入ってくるなど、投球のうまさをすごく感じました。4回の無死1・2塁を生かせなかったのが最後まで響きました。昨年東京ドームで負けているので今年は借りを返したかったのですが・・・・」
Fs・八木下選手
川島投手が絶大なる信頼を寄せる女房役。この日も川島投手の持ち味を引き出すリードでレジェンド打線を封じた。「レジェンドさんを抑えるのは大変でした。その分嬉しさもひとしおです。ドームは7年前に所属していた実業団時代以来なので思う存分楽しみます」
レジェンド・大野投手
6回無失点の好投も最終回の失投に泣く。「やってしまいました。あの場面(サヨナラ打の9番小林選手をカウント2-0と追い込んだ)は、もう少し慎重に投げるべきでした。甘く入ってしまいました。今年も絶対に東京ドームに行きたかったので悔いが残ります」